1月12日、アジェンダプロジェクト京都の今年最初の学習会を行いました。
テーマは「アジェンダ」43号から日本の安全保障問題。

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学習会は、主に軍事評論家の前田哲男さんの文章を使い、この間の安保関係の動きをおさらいし、これに道対応して行くかなどを議論しました。

安倍内閣は昨年の後半、その国家主義的な性格をむき出しにし、「戦争できる国」に向けた様々な施策を矢継ぎ早に行いました。
それは、国家安全保障会議(日本版NSC)の設置、国家安全保障戦略の発表、新防衛大綱の策定、さらには特定秘密保護法の制定などです。
12月4日に法律が成立した国家安全保障会議はメンバーに現役の自衛官を加え、安保政策や自衛隊の運用について意思決定に参加させるものです。
12月17日に発表された国家安全保障戦略は、安倍首相が主張する「積極的平和主義」を前面に掲げ、「国家」や「国益」のために自衛隊を使うことを何のためらいも無く記述しています。
新防衛大綱はと新中期防は、その戦略に基づき自衛隊を増強し、海外派兵や日本周辺での軍事行動に主眼をおいた装備や態勢が盛り込まれています。具体的には、「水陸機動団」の新設や無人偵察機の導入などがあります。
秘密保護法は、多くの人々の反対の声を無視して強行採決されました。政府に異をとなえる人々を弾圧するものとして、戦争遂行に不可欠と為政者は考えているのでしょう。
上記の悪法の制定に加えて、今年は安全保障基本法や集団的自衛権の行使容認がもくろまれています。
このような安倍内閣の暴走を食い止めるのは私たち一人一人の取り組みです。
なんとしてもこの流れを食い止めたいと考えています。


次回以降(次回は2月になります)

2月2日(日) 14時から
下京いきいき市民活動センター 本館 2階 会議室2
テーマ 新しい防衛大綱の検討

2月16日(日) 14時から
下京いきいき市民活動センター 別館 会議室106
テーマ 未定