12月13日、アジェンダプロジェクト京都の定例学習会を行いました。
今回は、憲法をテーマにDVD鑑賞とそれを基にした意見交換をしました。
弁護士で伊藤塾塾長の伊藤真さんが、日本国憲法の核心的な意義とそれを変更しようとしている自民党の改憲案を批判する講義形式の作品です。
伊藤さんは、憲法の核心は立憲主義にあると言います。
これは伊藤さんの学生時代にも学ぶことが無かったようで、学習会の参加者も大学で教わったことが無かったという人が多数でした。
意図的かそうでないかは分かりませんが、日本の大学生は法学部生であっても立憲主義を知ることは少ないのかもしれません。
立憲主義とは、憲法が国・為政者を縛り、彼らがそれを守ることを義務づけるもので、私たち市民がそれを守るものではないということです。
基本的人権や平和のうちに生存する権利など、人類が歴史的に勝ち取ってきた普遍的な権利が、時の政府の政策によって奪われることのないように、憲法に明記しています。
このような憲法の性格を根本から変えようとしているのが自民党の改憲案です。
99条の憲法遵守義務は、天皇や為政者に課せられていますが、自民党の改憲案ではそこから天皇と摂政を外し、新たに「国民」を追加しているのです。さらには、10の義務を「国民が守るもの」として追加しています。
これは憲法の立憲主義の否定に他なりません。
他にも、9条や13条と言った憲法の中核的な条項にも手を付けていますが、詳しくはDVDをご覧ください。
衆院選の投票が終わり、自民党の圧勝が予想されています。こんな中でこそ、改憲への反対を強く訴えていかなければなりません。



学習会の前には、久しぶりに川端七条で署名活を行いました。

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高浜原発の再稼動反対を求めるもので、福井県知事に送付されます。
ご協力いただいた方々、ありがとうございました。



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