アジェンダ・プロジェクト・京都

アジェンダ・プロジェクト・京都のブログです。 日々の活動、今後の活動予定、作成したビラなどをアップしていきます。

2015年05月

<広島・長崎 被曝70年> 核と人類は共存できない ~11月 世界核被害者フォーラムに向けて~

6月に行う企画です。
アジェンダプロジェクト京都も共催します。
是非ご参加ください。


◆講演  森瀧春子さん(世界核被害者フォーラム実行委員会・事務局長)
<講師プロフィール>
核兵器廃絶をめざすヒロシマの会(HANWA)共同代表。NO DU(劣化ウラン兵器禁止を求める)ヒロシマ・プロジェクト事務
局長、ICBUW(ウラン兵器禁止を求める国際連合)運営委員。広島生まれ。原爆投下直前に疎開、被爆を逃れる。被爆者である父や多くの被爆者、原爆孤児の中で育ち、特に、反核平和運動に半生を捧げた父、森瀧市郎の影響を強く受ける。中学校勤務時代には、平和教育・人権教育に取り組んだが、1996年に病気退職後は様々な平和活動に参加。とりわけ、インド・パキスタン両国の核保有に際して、核戦争の危険性を訴えて両国を数度訪問し、両国から平和教育のため若者を広島に招聘してきた。イラク戦争反対運動にも取り組み、戦争の直前・直後にイラクを訪問し、DU被害の実態調査などを行った。その後、日本各!
地で講演や写真展を行い、国際キャンペーンにも積極的に参加している。
今年11月に予定されている世界核被害者フォーラムの実行委員会・事務局長として準備を進めている。

◆日時  2015年 6月13日(土)13時開場 13時半開始

◆場所   京都大学総合人間学部棟 1B05教室
    (京都市左京区 京大吉田キャンパス 吉田南構内)
<アクセス>
・京都市バス停「京大正門前」すぐ
・京阪電車「出町柳駅」下車 南東へ徒歩約20分

◆参加費  800円(アジェンダ・プロジェクト各種会員および学生は600円)

「戦後70年」の今年は、米軍が広島・長崎に原爆を投下した「被爆70年」の年でもあります。これまで、自らの体験を語り世界に訴えてきた被爆者の献身的な努力があり、「核兵器は非人道的な兵器であり、廃絶すべきだ」という共通認識は世界に広がってきました。非核兵器地帯も広がっています。しかしその一方、「核抑止力論」は根強く、ピーク時の約4分の1になったとはいえ世界にはまだ1万6000発以上の核弾頭が存在し続けています。核保有国の核軍縮に向けた動きは遅々として進まず、逆に核保有国は増え、「核拡散」の危険性は高まっています。
 さらに核による被害は核兵器の使用に限られないことにも関心が向けられるようになってきました。アイゼンハワーによって「平和利用」として宣伝され始まった原発は、ウランの採掘から放射性廃棄物に至るまで、平常に運転しているときでさえ、そこで働く労働者に被曝を強制するものです。しかも後の世代に対して半永久的に「負の遺産」を残すことになるのです。ましてチェルノブイリ原発事故や福島原発事故は、周辺環境や住民に甚大な被害を与えてきました。原発は決して「平和利用」ではないのです。またかつての大気圏内核実験や、湾岸戦争・イラク戦争等での劣化ウラン弾による被曝の問題もあります。これらのことは、「核と人類は共存できない」という事実をはっきりと示しています。

こうした中で今年11月には広島で「世界核被害者フォーラム」の開催が呼びかけられています。ヒロシマ・ナガサキの被爆者をはじめ第五福竜丸被害者、ウラン鉱山被害、核実験被害、劣化ウラン弾被害、そして原発事故被害など、世界各地でこれまでの核利用によって生み出されたさまざまな被害について、「被爆70年」の節目にその被害者や専門家等が一同に会する画期的な機会となるでしょう。特に広島で開催されることにより、米国の「核の傘」に依存し続け、原発再稼働に異様なまでに執着する日本政府―安倍政権への痛烈な抗議の意思表示となることは間違いありません。

今回、このフォーラムの実行委員会事務局長をされている森瀧春子さんを京都にお招きしました。長年、広島で反核兵器の運動や劣化ウラン弾の禁止を求める運動に取り組まれてきた森瀧さんに、核廃絶にかける今の想いを語っていただきます。

多くのみなさまのご参加を呼びかけます。

5月17日 定例学習会 ピケティ「21世紀の資本」

5月17日、アジェンダ・プロジェクト京都の定例学習会を行いました。
今回のテーマは話題の書、ピケティの「21世紀の資本」です。
大部で高価なこの書籍が日本でもベストセラーとなり、大きな注目を集めていますが、今回はそれを一回で行うという少々無謀な企画でした。

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ブログ管理者の理解が不十分であることを前提に、本書の内容を大まかに言うと、一国の経済がいかに成長しようと、資本の利潤率の増大には及ばず、資本(ここではマルクスの言う貨幣や商品等に姿を変えながら増殖する価値を言うのではなく、不動産や有価証券等の資産のこと)をもつ一握りの人たちとそれ以外の人たちの格差が拡大していくというものです。
そういった結論を導きだすために、ピケティは歴史をさかのぼり膨大な資料にあたり、それを示すデータを作成しています。
経済書というよりは歴史書であり、これまでの近代経済学が過度に数学を用いてきたことへのアンチテーゼでもあります。ノーベル経済学賞を受賞している近代経済学の研究者がこれまでまともに向き合おうとしてこなかった格差問題をメインテーマにし、それへの解決策も提示していることも評価が高い点です。
本書は本国のフランスではなく、アメリカで売れて注目されました。
ウォールストリートのオキュパイ運動などの例があるように、アメリカではリーマンショック以降金融機関や大企業等が税金で救済され、経営者が莫大な退職金をもらって去っていくことを多くの人々が怒り、格差問題がクローズアップされました。本書もそのような情勢の中で、米国の人々に受け入れられていったのでしょう。米国と同様に貧困・経済格差が広がる日本でもベストセラーになりました。
実際に手にとって読了するのはなかなか難しいですが、格差問題に切り込むための理論武装をするにはとても良い書籍だと思いました。

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京都市南区東九条北松ノ木町37-7
携帯 090-9998-9245
mail zetian78@gmail.com

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5月2日 米軍Xバンドレーダー基地学習会

5月2日、アジェンダプロジェクト京都の定例学習会がありました。
今回のテーマは米軍Xバンドレーダー基地について。
当会では何度か学習会を行い、現地行動にも参加している問題です。
京丹後市の経ヶ岬に建設が強行されたレーダー基地の現状が報告されました。

◯騒音問題
昨年12月の運用開始後、大きな問題になっているが基地の発電機が出す騒音問題です。
近隣住民の3人に1人が体調不良を訴えるなど被害は深刻で、米軍・防衛省はその対応として防音壁やマフラーの設置を行っていますが、以前問題は解決されていません。

◯交通事故
米軍関係者による交通事故については、これまで15件が報告されています。この原因として運転講習を受けていないものが多いことが上げられています。
そもそもハンドルの位置や走行車線の違いから、車の運転には支障が出ることは間違いなく、運転講習を行ったのも問題を指摘されてからかなり後になっている等、問題が大変多いです。

◯軍属は悪名高い民間軍事会社
また、配置されている米軍属は、民間軍事会社・シェネガ社から派遣されており、この会社はイラクで住民虐殺に手をそめてきた悪名高い「ブラックウォーター社」の関連会社です。

◯交付金で地元を懐柔
他の在日米軍基地と同様、京丹後の基地にも地元にお金がおちる仕組みができています。
米軍再偏交付金として京丹後市に13年度8000万円、14年度5億3300万円が出されています。
この交付金が地元自治体が基地建設を容認した大きな要因であることは明白です。


報告によれば、騒音問題を機に住民の中にも反発が高まっているとのことです。
私たちとしても、これからも基地の撤去に向けて取り組みを続けていきます。


次回
5月17日(日) 14:00〜
テーマ ピケティ「21世紀の資本」を読む
場所 下京青少年活動センター2階 小会議室A

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