8月22日(土)にひとまち交流館で「ブッダの嘆き」の上映会を行いました。
この作品はインドのウラン鉱山における周辺住民の健康被害をテーマにしたもので、ずさんな放射性物質の管理によって多くの人々に深刻な影響をもたらしていることを告発した作品です。
インドのシュリプラカッシュ監督によって1999年に制作され、複数の作品賞を得ています。
映画の中では、ウラン精製時に出る廃液をつめたドラム缶をトラックに積み込む作業が映し出されていましたが、労働者はドラム缶から液体が漏れだす中、普段着と素手で行っていました。
ドラム缶に乗って遊ぶ少年たちの姿も映っていました。
こうした状況の中でも、鉱山を運営するウラン公社の役員たちは放射能による被害を否定し続け、それに対して多くの住民が立ち上がっていることも紹介されました。
ウラン鉱山は、貧しい人たちが住む地域にあります。住民のほとんどが差別を受ける先住民と言われており、弱い立場にいる人たちに汚染が広がっているのです。
これはオーストラリアのウラン鉱山でも同じことが言えます。
採掘、精製、発電、廃棄物処理ー原発あらゆる過程において差別構造を利用して進められていることが改めて分かりました。


==========================

アジェンダ・プロジェクト・京都
京都市南区東九条北松ノ木町37-7
携帯 090-9998-9245
mail zetian78@gmail.com

==========================