1月17日、アジェンダ・プロジェクト京都の定例学習会を行いました。取り上げたのは雑誌「アジェンダ」51号の特集「ジェンダー平等はどこまで進んだか」です。
学習会では熱田敬子さんと坂本洋子さんの論考を取り上げました。
安部内閣が掲げる「女性活躍社会」にむけた政策やその意図するもの、また先日最高裁で判決が言い渡された夫婦別姓の問題などが報告されました。
安倍内閣の「女性活躍」は、矛盾だらけだと熱田さんは指摘します。
それは出生率を上げるという目標をあげながら、一方では女性労働力を成長戦略の中で大きく位置づけていることにあらわれています。
有能とされるエリート女性だけでなく、非正規の女性労働者も増やして経済成長のために女性を最大限利用する姿勢です。
熱田さんは安倍内閣の女性政策は
産む/産まない
男性並みの働き方で働く/働かない
移住労働者の人権を守る/安い家事労働サービスを求める
といったどちらかの選択を求め、必ず他者か自分を犠牲にするよう求める、と批判します。
そして、「どちらかを犠牲にして達成するジェンダー平等は平等ではない」と結びます。

坂本さんの論稿は、 夫婦別姓と再婚禁止訴訟について述べたものです。
昨年12月に最高裁は上記の二つの問題について判決を出し、夫婦別姓は合憲、再婚禁止期間は6か月を100日に改めるよう求めました。
夫婦別姓については、長年実現に向けて取り組みが続いていますが、国会議員を中心とする保守層の抵抗が強く進展がありません。
世論調査などでは賛成が反対を上回っており、社会生活においても姓を変更することにコストと不便が生じています。
多く人が求めているのは、あくまで選択制であり、どちらかを選べるようにすることに大きな問題は生じないはずです。
保守派は、家族制度の崩壊につながることを恐れていますが、男性の家長とする従来の家庭は変化してきており、時代錯誤も甚だしいと言えます。
真のジェンダー平等を実現する上でも、夫婦別姓は必要な制度だと考えます。
と、だいたい以上のような議論をした学習会でした 。
2本の論稿について、詳しくは本誌をお買い上げください。

jour51

 
























次回
1月31日(日)14:00
増田寛也「地方消滅」を読む
場所 アジェンダプロジェクト事務所
参加費 200円(会員、定期購読会員は無料)

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