7月3日の学習会は、2012年に米国の経済学者・ロバート・ライシュによって著された「格差と民主主義」を使いました。
氏は民主党系の学者で、クリントン政権時には労働長官も務めています。 
本書は米国で格差の拡大が顕著になっていることを批判し、それが政府の政策の結果であると指摘します。
氏はその大きな要因として、 中間層の購買力の低下を上げ、それを政府が食い止めることに力を注がなかったことを批判します。
具体的には、課税累進制を弱め富裕層への減税を行ったことがあります。
また、20世紀末には社会ダーウィン主義(逆進主義)が再び勢いを増し、医療・介護・インフラ整備などの公的サービスを削り、弱者の切り捨てが行われてきました。

氏は 逆進主義者の嘘をひとつひとつ暴いていきます。
トリクルダウン(富裕層・大企業のもうけが中間・下層に波及する)、法人税減税や規制緩和の推進による経済成長、こうした政策が経済の好転につながらなかったと述べています。

後半はこうした政策に対抗する術を検討します。
反対する際、具体的な政策提案も行うべきだとして、本書では富裕層の課税引き上げ、軍事予算の削減、医療費上昇の抑制等々等々、、米国の抱える様々な問題についてリベラル左派からの提言をまとめています。
日本では政府がアベノミクスの成果を喧伝しながら選挙戦を行っています。
この嘘を暴くとともに、具体的な政策提言もしていくことも同時に必要であると改めて感じました。


次回
「世界のヒバクシャ」パネル展
7月22日 〜 24日
ひとまち交流館 1階 ギャラリーにて

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