7月28日、アジェンダプロジェクト京都の定例学習会が行われました。
基本的な解説、遺伝子組み替えとの違い、各国の状況、法的な規制、人の遺伝子操作などを話し合いました。
ゲノムとは生物にとって最低限必要な遺伝物質の一式、生物の設計図のことです。
そのゲノムを操作して、収量の高い、外注や病気に強い、サイズが大きいなどそれを摂取する人間にとって都合の良いように動植物を作り替えることが今回のテーマであるゲノム編集です。

ゲノム編集を使い 除草剤耐性菜種、トランス脂肪酸を含まない大豆、変色しないマッシュルームなどは米国で栽培されて市場に出回っているとのことです。

ゲノム編集の問題の一つにオフターゲット効果があります。これはDNAの切断の際に目的とする遺伝子以外のDNAも切断してしまうことです。生命体にとって大事な遺伝子の機能が失われてしまう可能性があるのです。

遺伝子組み替え作物は各地で批判が高まり、大手バイオ企業はゲノム編集に注力しているとのことです。特に開発が先行している米国では、これらの作物が規制の対象外だったり規制が弱かったりで、栽培が進んでいます。この米国の作物がチェックもないままに日本に入ってくることが予想されます。日本政府は3月にゲノム編集作物の規制緩和に向けた見解を示し、8月にも非表示で市場に流通するはずでした。しかし反対の声があがり、延期に至っています。
学習会でも明らかになりましたが、ゲノム編集はまだまだ未知なことが多い技術です。
情報開示を徹底させ、人体にとって有害なものを許可することを許さない体制を作っていく必要があります。


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