7月13日の学習会のテーマは、「エンデの遺言ー根源からお金を問うこと」を読む、です。
ドイツの作家ミヒャエル・エンデは、代表作「モモ」の中で時間に追われ、利便性や利潤を追及し、人間らしい暮らしを失っていく現代社会を批判しました。

ende_photo








ミヒャエル・エンデ(Michael Ende, 1929年11月12日 - 1995年8月28日)






エンデが特に批判の対象としたのが、現代資本主義における貨幣のあり方です。
貨幣とは、モノとモノやサービスを仲介する役割を持つにすぎず、それ自体価値を生み出すものではありません。エンデは、貨幣をその本来の姿に回帰させるべく、それを実際になされた仕事のものと対応する価値として位置づけるべきだと主張しました。
その中から、地域通貨(コミュニティ通貨)という考えが生まれ、欧米を中心に実際に導入がなされました。
エンデの思想の背景には、「老化するお金」(価値が減っていくお金)を提唱したシルビオ・ゲゼルやマルクスなどがおり、死蔵され巨大な金融機関や投機ファンドなどに溜め込まれた貨幣が一国の経済や人々の生活をは化するほどの大きな力を持ってしまったことに対して警鐘を鳴らし続けました。

エンデの残した言葉には、都市部に住む一部の富裕層の利潤追求を新自由主義経済に対抗し、持続可能で地域で生活する人々を豊かにする経済を作るためのヒントが沢山あるように感じました。

http://ec2.images-amazon.com/images/I/51604ZT05XL._SL500_AA300_.jpg



次回予定

7月28日(日) 14時から
下京いきいき市民活動センター本館2階 会議室2
「アジェンダ」41号 特集 「脱成長社会を考える」 から

是非ご参加ください

==========================

アジェンダ・プロジェクト・京都
京都市南区東九条北松ノ木町37-7
携帯 090-9998-9245
mail zetian1@livedoor.com

==========================