本日12月14日、アジェンダプロジェクト京都の定例学習会がありました。
場所は下京いきいき市民活動センター。
テーマは生活保護です。
最近出版された稲葉剛さんの「生活保護から考える」(岩波新書)をテキストにしました。
稲葉さんは、長年貧困問題に取り組んでこられた人で、東京で「もやい」という団体の理事長をつとめています。
本書は、自らも生活保護利用者と接する中で体験したことや、様々な制度の問題点、生活保護制度への社会的な無理解とその解決策等を分かりやすくまとめた良書です。
昨年の芸能人の母親の生保利用からはじまる生活保護バッシングは、日本に住む多くの人々の制度とその利用者への偏見や誤解を決定的なものにしました。
そんな中、今年安倍内閣は生活保護費の大幅な削減と、生活保護法の改悪を強行したのです。
扶養義務の強化は、各地で行われている「水際作戦」を助長することにつながり、生活保護の利用をさらに困難なものにするでしょう。
稲葉さんは「 生活保護制度はあらゆる生活困窮者の暮らしを下支えすることを目的にする「社会保障の岩盤」と言います。
そのことを多くの人々に認識させ、困ったときは普通に制度を利用できような環境を整えて行かなければなりません。
最後に、また稲葉さんの言葉を引用します。

「生活保護制度の本当の意味とは、人間の「生」を無条件で保障し、肯定するということ。「人間らしく生きたい」という人としての当然の願いを無条件で肯定している制度」

安倍内閣が押し進める、生活保護をはじめとする様々な福祉予算の削減に反対し、貧困の拡大にストップをかけて行きましょう。