9月14日、アジェンダ・プロジェクト京都の定例学習会を行いました。
今回は、「市長が市民だ! ソウル市の市民政治に学ぶ」と題して、会員の佐藤大さんが報告しました。
ソウル市では2011年に市長に就任した朴元淳氏が革新的な取り組みを進めており、その中心的なものがタイトルにもある「市民参加」ということです。
市庁の一部を市民活動のセンターとして開放し、「村(マウル)共同体」という3名以上の市民が結成したグループの活動に補助金を出すことなどを行っています。
制度を利用しているのは、20代、30代の若い世代が半分を占めるようです。
その他にも、小中学校の給食費を無償化し、市関連職で働く非正規労働者の正規雇用化を進め、ソウル市で原発1基分の省エネを実現するなどの成果をあげています。
こうした市民サービスの拡充や市民活動への補助などを見ると、市の財政が厳しくなる印象を受けますが、逆に赤字は縮小しているとのことです。
今回の報告では負の側面に言及されることはあまりありませんでしたが、そういう面があっても、ソウル市のような革新的な取り組みに学ぶことは非常に多いように思います。
京都でもこのような市政を実現できるように、考え、行動していかなければと思います。


朴元淳ソウル市長




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