昨日、アジェンダ事務所にて定例学習会がありました。
テーマは改憲。自民党が昨年4月に発表した改憲草案を取り上げました。
安倍内閣は、参院選の争点に改憲をあげており、96条を皮切りに「平和主義」や「国民主権」を薄め、国家権力を前面に出した憲法に変えようとしています。

自民党は05年にも改憲案を出していますが、印象としてはさらにひどいものになっています。
まず、日本国憲法の根幹である平和主義を変えてしまうことが大きなポイントです。
第二章のタイトルを「戦争の放棄」から「安全保障」に変えることは象徴的です。
自衛隊を「国防軍」に変え、海外での活動や集団的自衛権についての規定を設け、「普通の軍隊」にしようとしています。9章には「緊急事態」を新設し、戦争や災害時に内閣・首相に強い権限を与えようとしています。

そもそも憲法とは、国家権力を縛り市民の権利を守るものです。
自民党はそのことを理解していないのか、意図的なのかは不明ですが、市民に義務を課す条項が多いのが特徴です。1章の天皇、3章の「国民の権利と義務」などにそのような記述が満載です。

先行して進めようとしている96条の改定は、国会議員の3分の2を過半数に変え、改正しやすくするものです。全ての法令の最上位にあり、法治国家の根幹である憲法だからこそ、変えることに高いハードルを設けており、それを為政者が変更することには大きな問題があります。
スポーツに例えるとプレイヤーが自分に有利なようにゲームのルールを変更することと同じであり、考えられない行為と言えます。
憲法学者の石川健治氏によると特別多数決は、憲法改正の他に4つあります。
参院で否決された議案を衆院で再議決するのもその一つです。
他の4つの特別多数決の規定は変えずに、一番重い憲法改定だけを変えてしまうことのおかしさ。
96条改定を単なる手続き論ですまそうとしている改憲勢力に抗していかなければなりません。

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憲法の条文を知らなかった改憲を目指す某首相













次回予定

5月25日(土) 14時から
 下京いきいき市民活動センター 会議室2
  憲法関係のビデオ 上映会


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